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箕面の美容室艶髪専門店glossの國分です。

この記事の目次

ヘアカラーによる髪のダメージを抑える方法:プロの美容師が解説

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はじめに

ヘアカラーは多くの人にとって欠かせないヘアケアの一部ですが、同時に髪へのダメージが気になるところです。この記事では、ヘアカラーによる髪のダメージを最小限に抑えるための方法を、プロの美容師の視点から詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  • ヘアカラーが髪を傷める理由
  • ダメージを抑えながらヘアカラーを続ける方法
  • ホームカラーとサロンカラーの違い
  • プロ推奨のヘアケア方法

1. 髪のダメージを左右する4つの要因

ヘアカラーによる髪のダメージは、主に以下の4つの要因によって左右されます:

  1. ヘアカラーのアルカリ度の強弱
  2. アルカリカラーの接触回数
  3. 髪の毛の薬剤除去の有無
  4. ホームカラーとサロンカラーの違い

これらの要因を順番に見ていきましょう。

2. ヘアカラーで髪が傷む仕組み

まず、ヘアカラーが髪を傷める基本的なメカニズムを理解しておくことが重要です。

2.1 アルカリカラーのメカニズム

アルカリカラーは以下のステップで髪を染めます:

  1. アルカリが髪を膨潤させる
  2. 過酸化水素がメラニンを脱色
  3. 染料が髪の内部に浸透
  4. 染料が酸化重合して定着

このプロセスの中で、特にステップ1と2が髪にダメージを与える主な原因となります。

3. ヘアカラーのアルカリ度と髪へのダメージ

3.1 低アルカリ・ノンアルカリカラーの選択

ヘナ、マニキュア、トリートメントカラー、ハーブカラーなどのノンアルカリカラーは、髪を明るくできない代わりに、ダメージが少ないのが特徴です。白髪染めに限っては、これらの選択肢を検討するのも良いでしょう。

3.2 明るさとダメージの関係

一般的に、明るい色ほどアルカリの力が強く、髪へのダメージが大きくなります。同じメーカーの製品でも、7レベルの薬剤より10レベルの薬剤の方がダメージが大きいのです。

3.3 白髪染めとおしゃれ染めの違い

同じ明るさでも、白髪染めの方がおしゃれ染めよりもダメージが大きくなる傾向があります。これは、白髪と黒髪の差をなくすために、白髪染めのブリーチ力が強くなっているためです。

4. アルカリカラーの接触回数を減らす

4.1 根元染めの活用

全体染めを毎回行うのではなく、根元染めを多用することで、髪のダメージを半減させることができます。美容室では、根元にはアルカリカラーを、毛先には低アルカリカラーやトリートメントカラーを使用するなどの工夫をしています。

4.2 ヘアカラーの頻度に注意

しかし、根元染めだけでも1ヶ月以内に頻繁に行うと、髪を傷める可能性があります。これは、完全に根元1cmだけを塗ることが技術的に難しいためです。

4.3 ダメージ対策のテクニック

カラーの頻度が高い場合は、1回おきにヘナやマニキュア、トリートメントカラー、ハーブカラーを使用するのがおすすめです。

5. 髪の毛の薬剤除去の重要性

5.1 シャンプーだけでは不十分

多くの人が「しっかりシャンプーで洗っているから大丈夫」と考えがちですが、実はアルカリカラーの残留物質はシャンプーだけでは完全に除去できません。

5.2 プロの薬剤除去処理

レゾシステムのナノミネラルや乳酸、カタラーゼ、リンゴポリフェノールなどの専用薬剤を使用することで、残留物質を効果的に除去できます。これにより、髪の手触りが改善され、ダメージを軽減することができます。

6. サロンカラーとホームカラーの違い

6.1 ホームカラーのデメリット

ホームカラーがサロンカラーよりも髪を傷めやすい理由は主に3つあります:

  1. 誰でも染められるようにアルカリ度が強い
  2. 必要な部分だけを塗るのが難しい
  3. 髪の毛の薬剤除去が困難

6.2 ホームカラーでのダメージ軽減法

ホームカラーを使用する場合は、アルカリカラーを避け、ヘナやマニキュア、トリートメントカラーを選ぶことで、ダメージやジアミンアレルギーのリスクを軽減できます。

6.3 サロンカラーのメリット

サロンカラーでは、美容師の知識と技術によって、髪へのダメージを最小限に抑えることができます。例えば、根元染めの際の塗り方一つとっても、美容師の技術によってダメージの度合いが大きく変わってきます。

7. まとめ:ヘアカラーと髪のダメージを抑える4つのポイント

  1. ヘアカラーのアルカリの強さを理解する
  2. アルカリカラーとの接触回数を減らす
  3. ヘアカラー後、適切な薬剤除去を行う
  4. 信頼できるサロンでプロによるカラーリングを受ける

これらのポイントを意識することで、ヘアカラーによる髪へのダメージを軽減しつつ、美しい髪色を楽しむことができます。

おわりに

ヘアカラーは髪の印象を大きく変える素晴らしい技術ですが、同時に髪へのダメージにも注意が必要です。この記事で紹介した方法を参考に、自分の髪質や好みに合わせたヘアカラー方法を見つけてください。

定期的なヘアケアと適切なカラーリング方法を組み合わせることで、健康的で美しい髪を長く保つことができます。もし不安な点があれば、信頼できる美容師に相談することをおすすめします。

美しい髪色と健康的な髪のバランスを取りながら、自分らしいヘアスタイルを楽しんでいきましょう。

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